2016/04/12

Mo 17 ゲートウェイ亭の幽霊騒ぎ

【ヴェナサの手記】

 バルモラでの任務は疑問が残るものだったので、他の支部に行ってみようと思い、ここサドリス・モラに来た。
 ここはテルヴァンニ家の町で、その町中においては、よそ者の行動は制限されるらしい。
 まずはゲートウェイ(Gateway)にて歓待状(Hospitality paper)を発行してもらうようにと言われた。







 あいにくの雨だが、この町はすごい。キノコが家になっている。どういう仕組みなのかしら。







 ゲートウェイ亭にて、歓待長官(Prefect of Hospitality)のアンガレドヘル(Angaredhel)に、私達二人の歓待状を発行してもらった。
 私が魔闘士ではなく錬金術師だと認めさせるのに少し骨が折れたが、これでこの町を歩いたり商取引をしたりすることが許可された。
 宿泊はここですることを勧められたが、戦士ギルドに泊まろうと思う。



*歓待保証書*
 大テルヴァンニ家の独立評議会、その依頼者、およびこれに従う各家・氏族の権威の下、ヴァーデンフェル地方サドリス・モラ街テルヴァンニ家による布告
 全ての神々、モロウウィンドの王、モーンホールド公爵、並びに人民と法の守護者、皇帝と帝国の忠実なる下僕の恩寵の下に、サドリス・モラの街におけるテルヴァンニ家の管轄地区に関して、我らが独立君主フラール・アシン・レサン(Hlaalu Athyn Llethan)治世の421年栽培の月の16日に行われた魔術師長達およびその代理人である「口(Mouth)」による定例会による決定事項
 前述のサドリス・モラの街の歓待長官である最高魔術師長アンガレドヘル様は、治安判事の威光の下に保証人との間で当地区における下記に記名する人物について以下の契約を締結した:
 我々は当判事の威光の下、当ダークエルフ族の錬金術師であるヴェナサが自己契約のもとでサドリス・モラの街とその周辺を旅し、ありとあらゆる人々を訪い、当該の街の市民・商人・役人と会談し、約定を結び、宿泊先を探すことをここに認め免許を交付する。
 この免許はヴァーデンフェル地方の大テルヴァンニ家評議会の団体条項に基づきこれより起算して満3年、あるいは我々ないし我々の同僚判事が指定する時まで有効なものとする。
 ただし当ダークエルフ族の錬金術師であるヴェナサがこの期間中のいかなる時にも大テルヴァンニ家評議会の団体条項を十分に偽りなく遵守しなかった場合、この免許は直ちに失効し、完全に無効なものとなる。
署名
大テルヴァンニ家独立評議会を代表して
最高魔術師長 アンガレドヘル様(Muthsera Master Angaredhel Mage-Lord)







 アンガレドヘルから仕事をしないかと持ちかけられた。
 南の小塔の客室に幽霊が現れ続けるので困っているとのことだ。その部屋を貸すことができないし、ここの客は大騒ぎしているらしい。マスター・ネロス(Master Neloth)の口であるメイジ・ミストレス・アララ・ユーヴラス(Mage-Mistress Arara Uvulas)が見に来たそうだが、原因は突き止められなかったそうだ。この問題を永久的に解決した者には、地元の付呪師から大変気前の良い贈り物があるという。
 話を聞いてみたところ、幽霊を退散させるのは難しくないが、すぐに戻ってきてしまうそうだ。アララ・ユーヴラスは悪戯好きな魔術師の仕業だと睨んでいるという。彼女に話を聞いてみるべきだろう。いつもテルヴァンニ議事堂(Telvanni Council House)にいるそうだ。







 ゲートウェイ亭ではカジートやアルゴニアンの奴隷が働かされているようだ。
 そうか、モロウウィンドでは奴隷制が合法だったか。








 幽霊と戦ってみた。
 私が今持っている鉄製の戦鎚では幽体にダメージを与えられないので、魔法を駆使して倒した。
 なるほど、確かに倒すのはそんなに難しくないようだ。
 しかし復活する、と。







 奴隷市場があった。見ていて楽しいものではない。







 それにしても、テルヴァンニの建築様式は本当に不思議だ。







 議事堂の中央区画に入ると、そこにいた一人から、テルヴァンニ家に加入しに来たのかと尋ねられた。
 魔術の大家、テルヴァンニ。錬金術を志す私にとって悪くないかもしれないが、軽い気持ちで入るものでもないので、首を横に振っておいた。
 ちなみにここにいる魔術師達はマスターウィザードの「口」という役職の者で、後援者の代理人だそうだ。







 アララ・ユーヴラスにゲートウェイ亭の幽霊について尋ねたところ、あそこに休めずにいる霊魂や先祖の影響は見受けられなかったそうだ。
 なぜ幽霊が再出現するのか、どうすれば止められるのかは分からないと言われた。
 ただ、彼女は召喚魔法の達人の関与を疑っていた。召喚魔法に秀でた者なら、幽霊を召喚することだってできる。







* * * * * * * * * *

「アッシュランダーもテルヴァンニも、自分達自身のことを自分でやっていくことを放っておいてほしいだけなんだ。だから俺達はまずまず上手くやっていけるはずだぜ、テルヴァンニが俺達の土地を盗もうとせず、実験のために俺達を誘拐しないんならな。残念ながら、決してそうはならないだろうが。ところでヴェナサ、あんたはテルヴァンニに入るつもりじゃないよな?」
「さあ。それがどうかしたの?」
「奴らは奇天烈だぜ、それに、『自分のパンツを頭にかぶっている』という意味だけの奇妙じゃない。それだけじゃないんだ、とにかく。つまり、『本当に奇妙なことのためにひどいことをする』ってことだ」
「そうね。奴隷を用いることに積極的みたいだし。ところで、ジュランはゲートウェイ亭の幽霊についてどう思う?」
「ああ、あれか? きっと、この馬鹿馬鹿しい文書業務のせいで溺れ死んだ、復讐に燃えた誰かの霊魂だ」
「なるほどね」

* * * * * * * * * *







 その場にいた人に召喚魔法の達人について心当たりはないか尋ねてみたところ、最初に思い浮かぶのはテル・ナーガ(Tel Naga)のメイジ・ロードのマスター・ネロスとのことだが、召喚魔法は専門ではないそうだ。
 ウルヴァリンホール(Wolverine Hall)の魔術師ギルドにいるUleni Heleran(ウレニ・ヘレナン)は召喚魔法を教えているそうだ。つまり召喚魔法に詳しいのだろう。当たってみよう。







 ウルヴァリンホールの九大神教団にて聞き込みをした。
 ウレニ・ヘレナンがゲートウェイ亭の幽霊騒ぎに関与している可能性はある。なぜなら彼女は悪戯好きな性格で、アンガレドヘルとゲートウェイ亭に悪印象を持っているとのこと。
 また、最近ウルヴァリンホールに何かを何度も魔術的に(転移魔法で)運び込んでいるのが目撃されている。








 ウレニ・ヘレナンはあっさりと自白をした。彼女はゲートウェイの幽霊騒ぎのジョークは十分人を惹きつけ、ユーモアはその輝きを失いつつあると、また誰かが怪我をするかもしれないと考えたようで、幽霊騒ぎを止めることに同意してくれた。ただし、彼女は小さな手紙を私に託し、彼女からだとアンガレドヘルに渡してほしいと頼まれた。
 面白い文面だ。


*無幽霊 宿泊歓待 保証書* 
 数字の烙印を持たぬ超絶弩級独立魔術師評議会の名のもとに
 ゲートウェイ亭とその秘密の暗がりに、亡霊、幽霊、悪霊、死霊、お化け山羊、洗面用品幽霊、人喰いアンチョビヴァンパイアの類の心配が全くないことを確認
 遥か彼方より来たりしダンマーにして前述のサドリス・モラの町の宿泊施設最高監督官である女魔術師殿姫はここに、ゲートウェイ亭は如何なる種類の異界の、悪意を持った、邪悪な存在に脅かされることのない清浄なものであることを宣言する。
 ただし、この宿の主が放つ深遠にして鼻つまみものの芳香を例外とする。これはその素晴らしい悪臭からは信じ難いかもしれないが、ごく人間的な源に由来せしめることのできるものである。
署名
数字の烙印を持たぬ超絶弩級独立魔術師評議会を代表して
遥か彼方より来たりしダンマーの女魔術師殿姫





 この件には関係ないことだが、この魔術師ギルド支部はよくまとまっているようだ。どうやら支部長が優秀みたい。
 支部長のアルゴニアンの木陰のスキンク(Skink-in-Tree's-Shade)とはいつかじっくり話をしてみたいものだ。







 私はアンガレドヘルに幽霊騒ぎは終わったと告げ、ウレニからの手紙を渡した。
 アンガレドヘルは憤慨していたが、約束通り報酬をくれた。
 戦士の指輪、魔術師の指輪、盗賊の指輪から報酬を一つ選べるとのことだったので、私は魔術師の指輪をもらった。

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