2015/10/14

ESO 61 怪しいドレス家

【リヴィーネの手記】


 Mournholdの市街へ入ろうとしたところ、オーディネーターに声をかけられた。このエボンハート・パクトの首都を訪れる全ての来訪者は名前と用件を記録簿に書かなくてはならないそうだ。
 そのためには、都市の中心部にいるRegistrar Riivelに会いに行かなければならないそうだ。登録をせずにMournholdに留まるのは違法だとすら念を押された。やれやれ。



 Registrar Riivelは私が疫病に対してどのような活躍をしたのかを知っていたため、私が自分の名字すら思い出せないことも特に不審がらずにいてくれた。
 彼によると、なんとアルマレクシアその人が私に一刻も早く会いたがっているらしい。




 女神と会う前の心構えをする時間稼ぎも兼ねて、Ordinator KilaoにObsidian峡谷は安全になったことを伝えた。彼は戦士ギルドにいた。本当は戦士ギルドにも用事があるのだが、「母」をそこまで待たせるわけにはいかないだろう。




 トライビューナルの大寺院の外階段を登っていると、見知った人物と再会した。Naryuだ。彼女は私を長い間待っていたらしい。
 彼女の調べによると、Maulbornの手の者がこの街にもいるそうだ。モラグ・トングの契約ではないから公的には動けないようだが、Narsisで起こったことをここで繰り返したくはないそうだ。
 私がアルマレクシアに呼び出されたことを伝えると、Maulbornのことを訴えるべきだと言われた。確かにその通りだろう。女神はこの街のことを気にかけているはずだ。
 それから、アルマレクシアに対してNaryuのことは一言も口に出さないでほしいと頼まれた。そう約束してくれるのならば、Mournholdを救うのを手助けすると。
 どんな事情があるのかは知らないけれど、それが願いなら。
 彼女との合流場所はここから南東にあるコーナークラブ、the Flaming Nix。




 アルマレクシアの手(Hand of Almalexia)が守る入り口を通り、寺院の中に入ると、すぐ玄関でアルマレクシアは私を待っていた。
 まず、アルマレクシアはこれまで私が彼女の人々を助けてきたことに対して感謝を述べてくれた。恐れ多い。
 アルマレクシアに促され、私はMaulbornの危機がMournholdに迫っているらしきことを伝えた。「母」は私が調査を行う権限を与えてくれた。
 それから、魔法が施されたランタンも授けてくれた。これは私の助けになるという。どうやら燃料なしで短時間明かりを灯すことができる品のようだ。暗い場所で役に立つだろうけど……。神の考えは私には想像もできないようだ。




 the Flaming NixにてNaryuと合流した。
 彼女は怪しげな動きを察知していた。外にあるDres家の農場が厳戒態勢にあるらしい。そしてDres家はThauravilという特使に、大家の指導者や都市の役人に対して賄賂を送らせている。
 ドゥーマー遺跡でもDres家とMaulbornには繋がりがあるようだった。今回もそうなのかもしれない。少なくとも今のところ手がかりはこれしかないのだから、この糸を辿るしかない。
 まずNaryuと、特使が持っている鍵をもらう。




 ハニートラップというのは良い手だ。Naryuのような美しい女性が使うのであればなおさら効果的だと言える。
 人知れず股間を蹴り上げられて気絶した特使から、私は鍵を拝借した。
 Naryuとは一旦別れ、農場で合流することとなった。




 Dres家の農場に近付くや否や、武装した男達に襲われた。Naryuの情報通り、見るからに普通ではない。




 家屋の中には奇妙なものがいくつかあった。
 魂石にそっくりな形にカットされたガラス細工。詳しくない者の目ならごまかすことができるだろう。


 肉を焦がした時に特有の悪臭を放つ、じめじめした消し炭。一体どんな動物が燃やされたのかは分からないほど、それは完全に灰になってしまっている。


 家には誰もいないにもかかわらず、イスの上に置かれていた少しばかり焼きすぎた鳥の脚肉は、触るとまだ温かかった。


 巨大な壺には溢れんばかりに灰と骨が入っている。


 そして、敷物の下には跳ね上げ戸が隠されていた。


 Naryuと合流し、ただの農家にはあるはずのない隠し戸の先を調べてみることになった。どう見ても怪しい。Maulbornと関係しているかもしれない。

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