2015/10/06

ESO 44 アルゴニアンの集落Lukiul Uxithにて

【リヴィーネの手記】


 Stonefallsの北西部をグアルと探索していたところ、アルゴニアンに出会った。ここにはアルゴニアンの集落Lukiul Uxithがあり、カバナントの襲撃を受けているそうだ。
 幸いなことに死亡者・重傷者は出ていないそうだ。
 カバナントの攻撃なら放ってはおけない。彼らの長老Seven-Belliesと話してみることとする。



 村の中で、私は唐突に魔術師ギルドの学者かとアルゴニアンの女性に訊かれた。彼女NojaxiaはEbonheartの魔術師ギルドに加入したいらしい。自分の有能さを証明するために、彼女は自分で考案したポーションを持って行きたいそうだ。
 ヒストの木を舐めた時の視覚を模倣する薬で、最後の材料だけが足りないそうだ。
 それを取ってこようと提案すると彼女は、西にある滝の根元で育つgrub grassを持ってきてくれと言った。
 魔術師ギルドの一員として、意欲に溢れる者が加わるのは良いことだろう。ちょっと自信過剰なところが気になるが。カバナントを倒すついでに取って来れればいいのだけど。




 長老Seven-Belliesに話を聞いた。カバナントの襲撃よりも懸念すべき事項があると言われた。
 先の戦闘でカバナントを撃退した際、彼の姉妹のPash-Rihaがそのリーダーを追って北西へ行ってしまったとのことだ。彼女を見つけるか、その死体を回収してほしいと頼まれた。
 カバナントの残兵も気になるし、行ってみる。まだ生きていればいいけど。




 Pash-Rihaはパクトの兵士や村の自警団の兵士と共に無事にいた。周囲には何人かの死体もあったが、彼女は死んでいない。
 彼女から頼みごとをされた。
 怪物のようなオークと油断ならない嵐の魔術師が生き残っているらしい。それを排除してくれと頼まれた。
 Meejapaという人物が東へ追跡をしているそうだ。
 強敵との戦闘になりそうなので、気を引き締めていこう。




 滝の近くでgrub grassを見つけて採取したが、同時に興味深いものを見つけた。


 恋文だと思われる。Lalisii Dresという人物からPash-Rihaに宛てられた。状況から考えて、彼女らはここで密会をしていたのだろう。Dres家の者とアルゴニアンの密会……無闇に口に出さない方がよさそうだ。




 Meejapaから話を聞いた。力強いオークと強力な魔術師のペア。なるほど、とても危険そうだ。
 もしその化け物達を殺すことができたら、山を砕く者(One-Who-Breaks-Mountains)と名付けてやろうと言われた。楽しそうね。




 カバナントの野営地を蹴散らしながら進み、オークと魔術師のペアの元まで辿り着いた。幸いにも、ナイトブレードの技には一人の身動きを取れなくするものがある。その技術を用いて魔術師を足止めしている間に、オークと距離を取りながら戦って倒し、魔術師もその後殺すことができた。
 一度にかかられていたら、死ぬのは私だっただろう。



 オークは死んだことを長老に伝えた。なお、Pash-Rihaはまだ戻っていないそうだ。型破りな人だ。
 彼女をまた探しに行ってほしいと頼まれた。本当は彼自身が行きたいそうだが、彼には長老として村を守る責任があるから行けないのだと。やれやれ。



 Pash-Rihaを探しに行く前にNojaxiaの家に寄って材料を渡すと、彼女は完成したポーションを試しに飲んでみてほしいと言ってきた。
 話を逸らすために助手はいないのかと聞いてみたら、怯えて隠れているらしいNot-So-Quickに、これを飲ませる気はないと伝えてくれと頼まれた。
 悪いけど、私は得体の知れないものを試飲したくはない。




 隠れていたNot-So-Quickに、Nojaxiaはこれをあなたに飲ませようと思ってはいないと伝えると、どうやら飲ませたくないということは飲むべきだと思ったようで、ポーションを渡すと一息に飲み干してしまった。
 そして卒倒してしまった。返答できるということは、意識はまあまあはっきりしているようなので、大丈夫だろう。多分。



 あなたの薬は彼をひどい気分にさせていると伝えると、Nojaxiaは彼はじきによくなると言った。
 そして私にも村の中心へ行って薬を試してみるように言ってきた。
 ……まあ、死なないことは分かったし。ヒストがアルゴニアンに及ぼす影響も気になる。たまにはこういう危ない橋を渡るのも悪くはないかしら。



 村の中心――つまり、長老がいる辺り――の屋外で薬を飲むと、朧げな視界の中で、巨大なマンモスが小さな猫に追われていた。


 マンモスは「助けてくれ! 猫がついて来るんだ!」とか言っていたように思う。
 これがヒストの模倣なのかしら……だとしたらアルゴニアンは随分と奇妙な世界に住んでいるのね。



 Nojaxiaに見たものを伝えると、どうやら予測されていた効果と違ったらしい。
 だが感謝はしてくれた。
 まあ、面白いものを見れたと思う。




 カバナントの野営地の外れにて、倒れ伏しているPash-Rihaを見つけた。何とか生きてはいたので、治癒の呪文をかけてあげた。
 それから、彼女が無事に逃げられるように、野営地のカバナントのリーダーを殺してあげることにした。そうすればここのカバナントの兵士達の足並みは乱れ、隙ができるだろう。
 彼女から、カバナントのリーダーを殺したら、彼女のダガーのMota Fangを突き立ててくれと頼まれた。私が彼女の代わりにMotaにご馳走を振舞ってあげよう、それでPash-Rihaが満足するなら。




 私は村に戻り、Pash-Rihaの頼み通り、指揮官を殺してダガーに血を吸わせたと伝えた。お礼として、彼女はMotaを私にくれた。いいのかしら。
 長老は、私が教訓を与えたため、Pash-Rihaの心の中の炎は消えることはないが、暴走して燃え盛ることもないだろうと言った。彼女はコントロールできるようになるだろうと。

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