2015/09/20

ESO 17 召喚の代償

【リヴィーネの手記】

 寄り道もあったが、Ash Mountainに着いた。
 パクトの兵士らは山腹の開けた場所にキャンプを張っており、それを指揮するGaryn Indorilは私のことを覚えていてくれていた。


 協力を申し出ると歓迎してくれた。どうやら、Balrethを束縛し直し本来の棲み処へ送り返すとされていた魔法の効果がなかったらしい。
 しかも火山からはデイドラが溢れ出てきているそうだ。このままではSenieが危ないかもしれない。
 Garynは、最初にBalrethを束縛した魔術師の知識を借りることを提案した。Othrenisと呼ばれる南にある埋葬地にその先人らが埋葬されているとのこと。偵察に行かせたOnujaを助け、何をすればいいのか調べてきてほしいと頼まれた。
 部下の手前隠そうとしているようだが、焦りが見て取れる。助けてあげよう。


 最初私が現れたことに驚いたアルゴニアンのOnuja曰く、埋葬地にはアンデッドが徘徊しているので捜査が難航していると。
 争いの兄弟(the Brothers of Strife)を束縛したのはMavos Silorethなる人物で、その知識を得るには起きてもらうしかないようだ。Onujaは謙虚な態度で慎み深く彼を称えれば、その魔術師は現れると言った。先人の力を直接的に借りるのか。慎重にやらなければ。




 埋葬地の安息を守るスケルトン達を打ち倒しつつ、東西の高台にある祈祷所でMavosへ畏敬と恭順の祈りを捧げる。古代のチャイマーの魔導師で、あんな化け物を支配下に置くことができるほどの手練れであるのならば、相当な力を持った人物に違いない。
 だが、死者達は安息が乱されることを好まない。中央の火鉢にて最後の祈りを捧げると、怒れる霊魂達が私に襲いかかってきた。


 それらの襲撃を耐え忍ぶと、「儂の眠りを妨げるのは誰だ?」とややイラついたような声。おそらくMavosへの呼びかけが成功したのだろう。
 Onujaは怖がりなのでついて来たくないと言うので、私一人で向かうこととする。




 Mavosは当然ながら不機嫌だったが、争いの兄弟の一体BalrethがStonefallsの脅威になりつつあると説明すると、我々の知識不足をなじりながらも協力してくれるようだ。
 しかし、永い眠りにあった影響で、束縛する方法を忘れてしまったらしい。過去のビジョンを私に見せることで方法を教えることは可能だとのこと。ただし、その儀式を行うためには東西の墓所にある頭蓋骨と蝋燭がいる。両方とも謎解きをしなければ手に入らないとのことだ。なお、謎の解は覚えていないとのこと。私でも解ける程度のギミックであることを願う。



 謎解きそのものは簡単だった。おそらく、スケルトンから守る程度の役割しかなかったのだろう。
 それらを用いてMavosが儀式を行うと、私は過去の幻影に飛ばされた。
 クランフィアやスキャンプと戦闘しなければならない、やけにリアルな過去だった。
 場所は山腹−−おそらくはAsh Mountain−−で、デイドラ崇拝の遺跡が散見された。
 そこでデイドラが湧いて出てくるポータルを閉じ、Balrethを束縛するためにMavosがあらかじめ契約をしていたガーディアンの精霊を呼び出し、Mavosと二体の精霊、そして儀式台の力を合わせることでBalrethは封印された。


 現在に戻り、Mavosと話した結果、やはりガーディアンにBalrethの力を吸収させればBalrethを束縛するか殺すかすることができるようだ。




 Ash Mountainへ行く途中で、Balaというアッシュランダーの女性と出会った。ダンマーの貴族と身分違いの秘密の恋をしていたが、その男が死んでしまったため、彼ともう一度話したく思いこの埋葬地に来たと言う。
 鬼気迫る様子なので放っておいたら何をしでかすか分からない。今はとても忙しいので、後で手助けすることを約束して去った。




 Garyn Indorilのもとへ戻ってBalrethを拘束するにはガーディアンの力が必要であることを伝えると、良くない知らせが返ってきた。
 Balrethを召喚した際に、その精霊を消してしまったという。しかし再召喚する宛てはある。デイドラの心臓を集め、祭壇で燃やせばいいそうだ。



 Ash Mountainを登っていると、疲れ切っているパクトの軍勢がいた。Sergeant Jagyrと話をして、スキャンプが地中から這い出てくる洞窟の穴を塞ぐことになった。


 どうせ心臓を集めるのだからスキャンプの相手はしなくてはならないし、スキャンプの勢いが弱まればBalrethへの対処もしやすくなるだろう。




 つるはしで以ってスキャンプの出てくる洞窟の入り口を壊すのは骨の折れる作業だったが、何とか報告にあった三つとも塞ぐことができた。
 そのことを山の奥に部隊を展開していたCaptain Norraに報告すると、感謝してもらえた。
 下級のデイドラしかいなかったため、デイドラの心臓を集めることも比較的容易にやれた。ガーディアンを再度従わせるためには一度戦いで打ち倒さなければならなかったため、それは難儀したが、私に流れるダンマーの血が助けてくれた。



 いよいよBalrethを再び封じる時が来た。
 Garynがその名前を出した時は聞き間違いかと思ったが、SenieのWalks-in-Ashが儀式を手伝いに来てくれていた。
 彼女は再会を喜んでくれ、一つアドバイスもくれた。Balrethは炎をその身に宿すものであるゆえ、水のタリスマンを使えばその動きを抑えることができると。
 Mavosが現れた時はびっくりした。彼は、まあ要するに、心配して来てくれたようだ。
 ポータルで転移し、Balrethの元へ。Garynの魔術での援護と水のタリスマンの力により、私はBalrethを打ち倒すことができた。そして、二体のガーディアンとMavosの力により、永遠にBalrethは封印された。



 ちなみに、Mavosは「定命の虫けらにしてはよくやった」と褒めてくれた。ダンマーってチャイマーだった時からこういう性格が多かったのかしら。
 とにかく、これでStonefallsの平和は守られた。二度とBalrethを召喚しようとする者が現れませんように。



 事が終わった後、Walks-in-Ashから、Ebonheartの西部の海岸、Vivec's Antlersと呼ばれる場所にカバナントの脅威がやって来ているので助けてほしいと頼まれた。パクトにここまで関与してしまったからには、協力するのが筋かしら。

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